面白半分

ブログの内容は個人の感想、バイアス満載。異論しか出てこないようなことを書いてます。あと、文章を書く練習中。

幻想を捨てると英語の目標設定が見えてくる

ネイティブに習ってネイティブのように喋るというのが英語学習のゴールになりすぎていませんかね。フィリピンのSkypeレッスンだとタガログ訛りがあるとか、ランゲージエクスチェンジでネイティブの友達ができないとか、妙な選り好みをして色々なチャンスを不意にしている。
語学を専門とした通訳、英語が母国語の国で働く、といった目的があるならまだしも、他に専門性があって語学が付加要素ならなおさらのこと「外国人にしてはとても上手」が辿り着くべきゴールだ。あんまり上手になるとネイティブ連中は調子に乗ってガンガンくるので、外人感出しつつコミュニケーションには全く問題ない、くらいが一番いいし、それ以上の語学への時間投資は割に合わないですよ。日本語喋れる外人もたまにやるでしょ、わからないフリ。
多国籍企業で働いている自分の経験からすれば、インドネシア人と台湾人とインド人とスイス人と私がいる会議で、いかに合意を形成して次ステップに仕事を進めるかが一番大事なのであって、全員パーフェクトな英語は喋らず、お互い「ヘタクソだな」と思いながら話をしている。インド人とかイタリア人とかの英語なんてひどいもんですよ。
「生きた英語はネイティブに習う」とか噴飯ものなお話でして、本当に英語が使われる現場は多国籍な現場な方がほとんどだと思うんですよ。自分以外全員ネイティブ、って現場ほぼないよね?なので「生きた英語」というのを敢えて定義するなら多国籍のMixedなものではと。
ネイティブのコミュニティに入ることなんて一生ないわけだし、さっさとネイティブ英語幻想を捨てて80点目指して頑張ると良いと思います。