面白半分

ブログの内容は個人の感想、バイアス満載。異論しか出てこないようなことを書いてます。あと、文章を書く練習中。

老害はご退場願うしかない

私のいう「老害」の定義は、時代や環境が変化したにもかかわらずOSの更新を怠り現代を生きる人々のことだ。会社組織においては古いOSのまま更新せず、年だけとってお山の大将化。周囲から指摘されることも少なくなるのでますます更新のタイミングを失い、せっかく若手が持ち込もうとするモダンな考え方や仕組みを「自分がよく分からないから」という理由で封殺していく。
組織・チームのあり方としては、そんな人とでも協力しながら仕事をして成果を出せるようインテリジェンスを発揮していくのが模範的な態度なんだろうけど、色々と悩んで試行錯誤した結果、私は残念ながら諦めた。

  • コミュニケーションのロスが大きい。同じ言語で話せない、辞書が最新ではないのでいちいち言い換えたりしなくてはならない。理解に齟齬が生じビジネス進捗に合わせて傷口も広がっていく。
  • 広がった傷口をふさぐために更に時間をかけて説明が必要。
  • 時間の浪費が激しい。言葉の言い換え、概念の説明のために絵を描いてあげる等、一回の説明のための準備に時間がかかりすぎる。
  • そしてそこまでして折角時間をかけて説明したことを忘れる。大事なことなので概要だけでも覚えておいて欲しいと念押ししても。
  • 外注した方が圧倒的に生産性が高い。説明も短時間、成果物の品質もいい。
実際諦める前にもかなりの上記のようなトライを何度も繰り返しているが、こちらがいくら説明を尽くしたところで、必要なことは覚えてくれたり、自分で知識を補完してくれたりと、向こうからこちらへの歩み寄りだって少しは無ければフェアじゃない。心当たりのある老害被害者の方もいることだろう。
実際私が諦めてから、「この人は組織にいない方が最適化されるのでは」という考えに至り、その後老害氏を追い出すまで約2年かかった(もちろん自分の業務はきちんとやってますよ)。陰湿ないじめみたいなことはやってない。あくまで業務上「自分が不要」であることに気づいてもらい、アクションを起こしてもらったにすぎない。
もちろんケースバイケースであるのは理解しているが、ささやかながらこの場を使ってそのノウハウと、「老害化」という社会的損失を防ぐアイデアと考察を残していきたいのでお役に立てば幸い。