面白半分

ブログの内容は個人の感想、バイアス満載。異論しか出てこないようなことを書いてます。あと、文章を書く練習中。

職場が互いの能力を認めコラボする場であるなら。

ドラッカーは「高度に専門化した個々のプロフェッショナルの集合体(組織)を導くものがビジョンであり、その目標に向かうのためのチームが職場であり、チームの構成員に目標に向かって最大限の能力を発揮してもらうのがマネジメントである」と言っていた。と思う。ごめん、勝手に意訳・和訳してます。

構成員の能力の把握もリーダーの大事な仕事の一つだと思う。
また開発チームからきたリーダーとプロジェクトをしていた時の話だ。彼はこういうビジネスをやりたい、とアイデア豊富・想像力豊富に語るのだが、そのビジネスを実行するのにあたって足りないピース、足りないスキルに関する想像力がおおよそなかった。宣伝は?販売は?在庫管理は?流通は?アフターサポートは?次の商品へのフィードバックは?という私をはじめとした周囲の声はどうもやはり彼には届かず、彼はこう言った —「それは君の仕事だ」。彼がそう言った理由は簡単だ。その場で唯一セールス系の業務経験があるからだ。
で、自分は制作に集中すると言う。プロジェクトリーダーだけど手を動かして作りたい、それ以外の仕事は全部お前の仕事だ、という。自分の興味対象である開発以外の全ての事は雑事であり自分の仕事じゃないしやりたくなし関わりたくないというのが伝わってきた。
専門馬鹿もいていい。だが私は子供なのかもしれないが、こういう「自分のやってる事以外は全部価値がない」みたいな態度の人に敬意が払えない。こういう人に対して自分の能力を黙々と差し出す人になれない。彼に関して言えば開発以外の仕事がどうなって会社やビジネスが成り立っているかに一切の関心も敬意も払わず、それらの仕事を一緒くたにして全部できるだろ、とそう言う。
彼の言う「その他」の仕事を私が俯瞰して見て、チーム編成することもできはするだろう。そうしたってよかった。だがそうなったらリーダーとは一体誰なのだ。
やっぱりリーダーがリーダーの仕事をしなければ結局は駄目だ。数人のプロジェクトだったが、うまくまとめることができずプロジェクトは崩壊した。
専門馬鹿はいていい。だが他人の仕事に敬意を払える馬鹿じゃないと単なる馬鹿だ。